「緩いつながり・新たな出会い」をテーマに、RINK会員をはじめ、日本各地・海外の事業者や研究者、学生等がPR・交流する場を創出することを目的に、昨年度に引き続き、年に一度の大型イベント「RINK FESTIVAL 2020」を開催致しました。今回は、コロナウイルスの影響により参加者マスク着用、またネットワーキングパーティ中止という状況での開催となりましたが、268名の参加者にお集まり頂きました。
イベント協力:
地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)、
一般社団法人再生医療イノベーションフォーラム(FIRM)
一般社団法人日本バイオテク協議会、公益財団法人実験動物中央研究所
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)、経済産業省特許庁、東京都
株式会社日経BP(日経バイオテク)、独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)
京都リサーチパーク株式会社、湘南ヘルスイノベーションパーク(iPark)
経済産業省関東経済産業局、経済産業省近畿経済産業局
関西再生医療産業コンソーシアム(KRIC)、DCIパートナーズ株式会社
株式会社日本医療機器開発機構、株式会社リコー、関東化学株式会社
株式会社バイオテック・ラボ、柴又運輸株式会社、株式会社池田理化
株式会社テクノプロ テクノプロ・ R&D 社、株式会社創言社、CKD株式会社
メルク株式会社、株式会社角川アスキー総合研究所、株式会社CTU
プログラム:
A. オープニングセッション「再生医療の未来」
・日経BP社 日経バイオテク・副編集長 久保田 文 ・セントラルフロリダ大学 医学部 生物医学学科 教授
同大学脳神経科学総合研究センター長
株式会社プロジェニサイトジャパン 代表取締役会長 菅谷 公伸
・株式会社サイフューズ 代表取締役 秋枝 静香
B.「公(おおやけ)」の精神で再生・細胞医療「侍」プロジェクトの起動!
~令和の時代に再生・細胞医療を社会に届ける科学技術イノベーション活動の稼働~
「本日の企画概要・講演者紹介」
・神奈川県政策局ヘルスケア・ニューフロンティア推進本部室
地域イノベーションエコシステム形成プログラム 副事業プロデューサー 牧野 義之
「脊髄再生治療の最新の取組状況」
・慶應義塾大学 医学部 教授 中村 雅也
「殿町における再生細胞医療プラットホームの構築」
・慶應義塾大学 医学部 教授 中村 雅也
「『生もの』としての再生医療製品の品質向上のための細胞特性解析技術」
・国立医薬品食品衛生研究所 再生・細胞医療製品部 部長 佐藤 陽治
「細胞シートによる変形性膝関節症に対する再生治療」
・東海大学 医学部 教授 佐藤 正人
「再生医療、創薬による新しい腰痛治療の産業化」
・東海大学 医学部 准教授 酒井 大輔
「CAGE解析データを活用した次世代創薬基盤技術開発」
・東京工業大学 生命理工学院 准教授 相澤 康則
「パネルディスカッション」
(モデレータ)
・慶應義塾大学 ウェルビーイングリサーチセンター 特任教授 吉元 良太
・神奈川県政策局ヘルスケア・ニューフロンティア推進本部室
地域イノベーションエコシステム形成プログラム 副事業プロデューサー 牧野 義之
(パネリスト)
・公益財団法人実験動物中央研究所 理事長 野村 龍太
・国立研究開発法人理化学研究所
科技ハブ産連本部 副プログラムディレクター 河合 純
・慶應義塾大学 医学部 教授 中村 雅也
・国立医薬品食品衛生研究所 再生・細胞医療製品部 部長 佐藤 陽治
・東海大学 医学部 教授 佐藤 正人
・東海大学 医学部 准教授 酒井 大輔
・東京工業大学 生命理工学院 准教授 相澤 康則
C.「広尾学園 医進・サイエンスコース 高校生による研究進捗報告」
[概要]広尾学園では医師、研究者として必要なマインドの育成を目指し、日々教育を行っています。本セッションでは広尾学園の取り組みの紹介と、学生によるポスター発表を行います。
D.「日本のバイオ産業を海外に!Talk to JETRO First」
・独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO) 市場開拓・展示事業部 海外市場開拓課
山田 あゆみ
[概要] JETROは、日本のバイオベンチャーの海外展開を支援しています。欧米での商談機会の提供や専門家による支援、日本企業とのイノベーションにつながる海外バイオ企業の誘致等に積極的に取り組んでいます。
E.「JST出資プログラム SUCCESS紹介」
・国立研究開発法人科学技術振興機構 起業支援室 主査 石井 雅弘
[概要] JST の各種事業における研究開発成果の実用化をめざすベンチャーをJSTからの直接出資により支援する制度です。
F.「東京都における創薬・医療オープンイノベーションの取り組み」
・東京都 戦略政策情報推進本部
戦略事業部 特区・戦略事業推進課 課長代理(先端事業推進担当) 阿部 圭悟
[概要]創薬・医療系ベンチャー育成支援プログラム「Blockbuster TOKYO」など、東京都によるオープンイノベーションの活性化に向けた取り組みを紹介します。
G.「世界に羽ばたくベンチャーのために “HVCKYOTO”」
・京都リサーチパーク株式会社 事業開発本部 新事業開発部 江口 尚志
[概要]ヘルスケア分野のベンチャーとグローバル企業とのマッチングを創出するための、日本唯一の特化型の英語ピッチ&パートナリングプラットフォームをご紹介します。
H.「バイオ系スタートアップが実践すべき特許戦略」
・大野総合法律事務所 パートナー 弁理士 博士(医学) 森田 裕
・メディップコンサルティング合同会社 代表社員 弁理士
・bitBiome(株)代表取締役社長 大門 良仁
・経済産業省 特許庁 進士 千尋
[概要]「先発vs先発」が主戦場になりつつあるこれからのバイオ系スタートアップがビジネスで勝つために必要な特許戦略は、「後発メーカー」対策のみを目的とした従来型の創薬特許戦略で十分ではありません。論文で評価されるような、最高性能を発揮する発明について、特許をとることも勝ちパターンではありません。もちろん、従来行われてきた「後発メーカー」対策を目的としピンポイントで自社製品をおさえた強い特許を取得することも大切ですが、それに加えて、戦略的取り組みによって広い技術的範囲をカバーできる権利の取得にチャレンジし、強固な特許ポートフォリオを確立することこそが、競合他社の抜け道を防ぎ、ビジネスの競争優位性を保つうえで重要なのです。本セッションでは、バイオ系スタートアップの知財戦略に精通した2人の知財専門家に、これからのバイオ系スタートアップがビジネスで勝つために実践すべき強力な特許戦略についてディスカッションいただきます。
I.可能性を広げる新しい大量培養技術 FCeMハンズオンセミナー *30名限定
・日産化学株式会社 新事業企画部 主査 林 寿人
[概要]日産化学が開発した新しい3次元培養試薬 FCeMを用いた簡便な大量培養技術の座学及びハンズオンセミナー。FCeMを用いた培養法は、高価な機器を導入することなく誰でも簡便に大量培養が可能です。その培地の作成方法や運用方法を体験いただきます。
J.「シリコンバレーと瞑想:イノベーションに効果あり?」
・慶應義塾大学 医学部 医療政策・管理学教室・助教 平原 憲道
[概要]この20年で米国シリコンバレー企業を中心に多くの企業やビジネスパーソンが取り組み「ブーム」の感すらある「瞑想」。集中力向上やイノベーション促進にも効果があるとの多くの報告があります。仏教の伝統から離れ再構成されたプログラムの中でも代表的な「マインドフルネス瞑想」について、概要を紹介しつつ実際に体験して頂きます。
K.「細胞輸送のロジスティクス化 ~細胞を運ぶことについて考える~」
・柴又運輸株式会社
創薬・再生医療輸送事業 シバックスメディカルライン担当 楠野 直之 [概要]現状の細胞輸送や細胞製造の工程、また物量増加にどのように対応しなければならないのかといった内容を踏まえ細胞の”ロジスティクス化”について考えます。
L.「まいど!関西からKRICです!~関西から再生医療を盛り上げ隊!~」
「再生医療の事業化に向けたKRICの取組み ~産産連携やオープンイノベーションを中心に~」
・経済産業省近畿経済産業局
地域経済部 バイオ・医療機器技術振興課 課長 日村 健二
「スフェロイド培養を見える化!顕微鏡インキュベータ培養ソリューション」
株式会社ブラスト 代表取締役 下崎勇生
[概要]顕微鏡下で培養できる超小型インキュベータに搭載した3次元マスクシートでスフェロイド形成過程をライブで観察し、ダイナミックな評価に供する新たな手法を提供します。また東京大学と共同開発している空気圧で任意のスフェロイドを簡便に回収できるPASCLシステムをご紹介するとともに、協業企業とエンドユーザーを同時に発掘する「モノづくり創出プロジェクト(モノプロ)」にて進めている状況を報告します。
「細胞保管をはじめとした、ファイセルの再生医療支援事業のご紹介」
株式会社ファイセル ファイセル神戸ラボ マネージャー 大東 賢英
[概要]ファイセルは神戸で検体保管事業を行っており、BCP対策になりうる細胞のバックアップ保管を手掛けておりますが、保管委託をお受けするだけでなく、長期の保管事業実績をもとに開発した情報管理システムCellaphのご提供や、保管関連業務にかかわる手順書の作成支援、再生医療分野の治験への物流支援など、様々な形でご支援をさせていただいておりますので、実例を交えながらその取り組みのご紹介やご提案が出来ればと考えております。
「バイオ分野におけるクラウドソーシング事業」
株式会社産学連携研究所 代表取締役 隅田 剣生
[概要]産学連携研究所は、バイオ分野の大学発スタートアップの創出・育成、および大学等の産学連携業務受託を行なっております。これらの事業を推進するため、スタートアップ、理化学機器・試薬メーカー、商社等と連携し、バイオ分野におけるクラウドソーシングサイトを構築いたします。順次ECサイトも開設し、トータルなプラットフォームを提供いたします。
「再生医療自動化機器の事例紹介」
マイクロニクス株式会社 代表取締役 社長 八木 良樹
最近のマイクロニクスにおける再生医療や創薬関連の自動化システムの事例を紹介します。 1)自動培養装置で多軸ロボットを使用例 2)-150℃の液体窒素保管システム 3)その他
M.RINK Pitch event 2020 ≪PartⅠ≫
モデレータ:メルク株式会社 ライフサイエンス 武内 歩
ベ ル :神奈川県政策局ヘルスケア・ニューフロンティア推進本部室 主事 新澤 駿
・株式会社セルファイバ
プレゼンター:代表取締役・創業者 安達 亜希
[概要]細胞をゲルチューブに封入する技術を中核とした細胞(塊)の大量製造ソリューション、我々が目指す未来像をお話いたします
・株式会社メディカルメカニカ
プレゼンター:代表取締役 緒方 法規
[概要] イルミナのゲノム革命のおこぼれで儲けてきました。今度は日本からイルミナのような会社をつくり、世界に恩返しします。
・京都大学呼吸器疾患創薬講座
プレゼンター: 伊藤 俊介
[概要] iPS細胞疾患モデリング技術を用いて呼吸器疾患の創薬プロセスを革新し、よりよい医薬品をより多くの患者さんに届けたい。
・株式会社AFIテクノロジー
プレゼンター:代表取締役 円城寺 隆治
[概要] AFIでは弊社独自のマイクロ制御技術【AMATAR】を用いて、微生物分離、再生医療向け細胞の連続分離、血中循環腫瘍細胞の分離検出装置等の研究開発を行っている。
・ノイルイミューン・バイオテック株式会社
プレゼンター:取締役 事業本部長 渡嘉敷 努
[概要] 独自のPRIME技術を用いた固形がんに対するCAR-T細胞療法等の開発を行っています。同技術やビジネス展開についてご紹介します。
・Elixirgen Scientific, Inc.
プレゼンター:日本支店代表 饗庭 一博
[概要] iPS細胞から目的細胞への分化時間を劇的に短縮させる高速分化誘導試薬と分化細胞の販売、分化サービスの提供。
N.RINK Pitch event 2020 ≪PartⅡ≫
モデレータ:メルク株式会社 ライフサイエンス 武内 歩
ベ ル :神奈川県政策局ヘルスケア・ニューフロンティア推進本部室 主事 新澤 駿
・株式会社 Jiksak Bioengineering
プレゼンター:最高執行責任者 徳永 慎治
[概要] 独自のヒト神経組織モデルを開発し、ALSをはじめとする神経・筋疾患や、疼痛、老化といった領域で製薬・食品企業向けの探索研究の支援事業を展開しています。
・株式会社幹細胞&デバイス研究所(SCAD)
プレゼンター:代表取締役 加藤 謙介
[概要] ナノファイバーシートを用いた細胞デバイスと、国家戦略特区認定による希少疾患治療薬の探索へ向けた取り組みについて紹介致します。
・株式会社プロジェニサイトジャパン
プレゼンター:代表取締役会長 菅谷 公伸
[概要]弊社が有する60に余る特許の内、再生誘導医薬、再生医療に関わる技術の戦略的展開及び特許実施許諾事業の紹介。
・株式会社メトセラ
プレゼンター:代表取締役 野上 健一
[概要] メトセラでは心不全向けの細胞医薬品として「線維芽細胞」と呼ばれる細胞を用いた「VCF」という製品の開発を行っています。
・KOTAIバイオテクノロジーズ株式会社
プレゼンター:代表取締役 山下 和男
[概要] KOTAIバイオテクノロジーズは阪大免疫学フロンティア研究センター発ベンチャーです。2016年に設立し、3年半が経ちました。免疫 X AIをキーワードに研究開発を行なっております。
〈スペシャルコメンテータ〉
フロネシステム・代表 / 株式会社東レ経営研究所・特別研究員 成戸 昌信
エムスリーアイ株式会社 代表取締役 梅田 和宏
神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)研究開発部長 柳沼 由美子
湘南ヘルスイノベーションパーク
コマーシャル&ビジネスディベロップメントヘッド 久野 孝稔
株式会社日本医療機器開発機構 取締役 CBO 石倉 大樹
DCIパートナーズ株式会社 アソシエイトディレクター 早川 典秀
O.ポスター展示コーナー
・地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)
・一般社団法人再生医療イノベーションフォーラム(FIRM)
・関西再生医療産業コンソーシアム(KRIC)
・大阪サニタリー株式会社
・一般社団法人日本薬理評価機構(PEIJ)
・株式会社角川アスキー総合研究所
・関東化学株式会社
・株式会社バイオテック・ラボ
・株式会社テクノプロ テクノプロ・ R&D 社
・株式会社セルート
・株式会社ブラスト
・IQVIA Services Japan K.K
・NPS株式会社
・株式会社協同インターナショナル
・富士ソフト・ティッシュエンジニアリング株式会社
・ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ株式会社
・千代田化工建設株式会社
・株式会社ケイエスピー(RINK)